②冬の室温22℃で本当に寒さは感じないのかしら?

私たち人間は、体温が36.5℃前後の恒温(一定温度)動物です。それが室温22℃で快適と言われても、本当かしら?と思って当然です。日常生活で私達は、自らの感覚で36.5℃の体温を保つために衣類を身につけていますが、真冬でも、必要以上に高温になると、夏と同じように暑さで不快になり、汗を流して調整し始めます。着衣の量や素材の選択で体感温度を調整し、調整後の快適な室内温度が20℃〜25℃位と言われています。後で述べますが、冬でも室温25℃以上では、不快な熱帯夜になってしまいます。従って、選択した着衣量で室温22℃程度で快適に生活できる程度が一般的な快適温度になります。ちなみに冬でも市民プールの温水は平均30℃位、競技用プールの水温は27℃です。裸の場合の快適運動の水温です。子供の着替えのイラストの室温も22℃程度と創造してください。

なぜ、昔の石油やガスの直火暖房は、50℃以上と高温が必要だったの?

住宅に断熱材が施工されていない場合、外気温(4℃)の場合、室内の壁の温度も、ほぼ同じ温度になります。室温を50℃に高めても、体感温度は【室温+表面温度÷2】(50+4÷2=27)で計算できますから、ようやく体感温度は27℃に感じます。でも、壁4面・床・天井の六方からの冷輻射に熱を奪われていきますから50℃位の暖房温度では、寒くてたまりません。昔の隙間だらけの住宅では、石炭や木炭で600℃以上の暖房を行っていたのです。

これは住宅の暖房と気密性能の重要性を示しているのです。草原住宅は、皆様のご要望に応えられる循環空調システムで生涯住宅をサポートしています。

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